Our history
会社概要
創業以来、コンパンは健康で幸福なコミュニティづくりを目指しています。
丸い点と四角い世界
デンマークの芸術家トム・リントハートは、子どもたちが自分のアート作品で夢中になって遊んでいる光景を目にしました。そして、アートを活かした遊具をつくろうと考えました。1970年にコンパン社(KOMPAN A/S社)はデンマークで設立され、共同設立者であるハンス・モーゲンス・フェンネ=フレデリクセンはビジネスの推進力となりました。
当時、多くの人々が田舎を離れて都市に住むようになり、生活様式が変化しました。都市化が進むなか、大規模な公営住宅がつくられましたが、どれも同じような建物ばかりでした。「公営住宅には色や質感がない」と思ったトムは、公営住宅地を歩くときに目印になる遊具をデザインしました。丸みのあるカラフルな遊具でした。これは単なる遊具ではなく、地域のアイデンティティとなりました。
それから半世紀が経った今も、あそび場にはトムの残した遊具があります。彼がつくった遊具は幼い子どもたちにとって今も特別な存在です。コンパンは、創業者の思いを受け継ぎ、あそび場づくりに取り組んでいます。
時代を超越したデザイン
デンマークのコンパン社の創業者トム・リントハートは、長い時間と多くの労力を費やして、遊具をデザインし、デザインコンセプトを確立しました。時を経ても廃れない「時代を超越したデザイン」です。
コンパンの最初の遊具であるクレイジー・ヘンは、50年以上経った今も現代的で、人気のあるデザインです。
私たちは、今もこの「時代を超越したデザイン」を生み出し続けています。
あそびとフィットネスのグローバルリーダー
コンパンは、世界90カ国であそび場やフィットネスエリアを設計、製造、施工しています。そのうち、日本を含む60ヶ国では、代理店やパートナー企業と提携し、あそび場やフィットネスエリアのソリューションを提供しています。
コンパンのあそび場やフィットネスエリアが、世界中で毎月1,000か所以上も施工されています。44分ごとにひとつ、新しいコンパンのあそび場やフィットネスエリアが生まれているのです。
世界の事例
子どもの成長のための「あそび」と大人の健康のためのフィットネス
1970年代初めのヨーロッパでは、都市化にともなって女性の社会進出が進み、保育園に通う子どもの数が増えました。同時に子どもの身体的発達や、社会性、認知能力、創造力などを育むことの重要性が認識されるようになりました。
そこで、コンパン社では、あそびを専門的に研究し、子どもの成長を促す遊具の開発を行う「コンパン・プレイ・インスティテュート(KPI)」を設立しました。
例えば、MOMENTS™やSTORY MAKERS™などの遊具シリーズは、抽象的なデザインが、子どもたちの想像力を刺激します。子どもたちの中でイメージが膨らみ、自然とごっこ遊びが始まります。複数の子どもたちが一緒にストーリーを展開するごっこあそびは、子どもたちの社会性を育むことができます。
コンパン(KOMPAN)という社名は、仲間や生涯の友を意味するデンマーク語に由来します。あそび場は、子どもの成長に寄り添う友のような存在であるという意味が込められています。
また、コンパンには「KOMPANフィットネス・インスティチュート(KFI)」があります。KFIは大学機関と提携し、フィットネス器具を開発しています。フィットネスは、経済の観点からも重要です。予防医学上のメリットが大きく、将来の医療費を削減することに繋がります。